大きなバス

作詞/第34回春の学校初等部生 作曲/リモコン ('14年)

1
大きなバスは どこへ行く
僕らをのせて どこへ行く
小さな声と ふるえる手
胸をドキドキ させたまま
少しずつ変わる窓の外
なんだかちょっぴり気になるな

2
大きなバスは どこへ行く
せせらぐ川の そばを行く
渇いたのどに 冷えた水
なれない水着 ぬれたまま
となりでスヤスヤ立つ寝息
なんだかちょっぴり気になるな

3
大きなバスはどこへ行く
ゆれる緑の そばを行く
カッパもつめた 水もある
重たい荷物 しょったまま
寝袋 星空 はじめての
なんだかちょっぴり気になるな

4
大きなバスは どこへ行く
知らない家の そばを行く
なんか匂うな 君の足
炭の汚れを つけたまま
湯船だ氷だお祭りだ
なんだかちょっぴり気になるな

5
そうして僕は 目をつむる
焼ける陽射しも 退屈も
長い話も 雨音も
いつか気づくか ぜいたくだねと
新しいことはいいことと
僕の友だちは教えてくれた

6
大きなバスは どこへ行く
赤い橋ぬけ どこへ行く
僕らはうたう ただうたう
少し眠い目 開けたまま
テレビにソーダにうちのごはん
やっぱりちょっぴり気になるな

7
そうして僕は バスに乗る
毎年同じ バスに乗る
何に呼ばれて バスに乗る
胸をドキドキ させたまま


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